時計と山のお話

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土屋 土屋
副店長/クォークヴィンテージマイスター
クォークラボ中野店

2023.05.26

Ref.6298
この品番を聞いただけで、あっ!となった方はさすがです!

1953年エクスプローラⅠ、Ref.6350がカタログ初掲載(同年からより長く作られたRef.6150も流通)

その背景は

1953年にエドモンド・ヒラリー卿とテンジン・ノルゲイがエベレストに世界で初めて登頂に成功
その出来事に敬意を表し、エクスプローラーを発表した

ドーバー海峡の時やエベレスト登頂など、ロレックスはいつも記録と隣り合わせでした

登頂成功以前からもロレックスはスポンサーとして時計を供給おり、もちろん初登頂の際も供給していました

もちろんロレックスだけではなくいろんなメーカーがスポンサーにはいました

初登頂の際に腕に着けられていたのはロレックスではなく、スミス社製であったが荷物としては持参されていたはず(腕に着けられていたのがロレックスだという人もいる)
Ref.6298、6098、6084 多分性能的にRef.6298かな?
諸説あり、ノルゲイだけが着けていた説もある

その3年後にマルメットが3人目のエベレスト登頂に成功した
そんな彼が愛用していたモデルはRef.6298

1953年以前にもRef.6098(スーパーオイスターリューズ)など遠征隊に供給していた

初登頂前年にルートを開拓したランバールに記念贈呈されたモデルもRef.6298

ヒラリーに後年に贈呈されたRef.6084

同時期に発売していたオイスターパーペチュアルにも、その敬意を表してエクスプローラの文字がいれられた物もある
ホワイト系のカナディアンモデルにも見られます(セルフワイワインディング表記)
またエベレストなどそれにゆかりのある名前が付けられたモデルも流通している

それだけ偉大な出来事であったことがわかる
プロモーションも含め

エクスプローラⅠの母体ともなった切っても切れないリファレンス
そんな深すぎるモデルでした

文字盤は交換されていますがCal.A296はしっかりと
残っているのでそれだけで満足度あります
レトロな巻き上げの音もお楽しみください

また語りすぎた…笑

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